【お知らせ】万博、行く?行かない?大学の立ち位置とあなたの財布事情について
第一章:朝の学食にて〜チケット話が湧いた日〜
「なあ、聞いた?K大学は学生全員に万博のチケット配るらしいよ」
「え、マジ!?さすがK、カネあるな」
「てかさ、うち(※本学)は?……配るの?」
これは2025年のある春、学食で繰り広げられた、よくある光景の一幕である。 カレーうどんの匂いに包まれながら、学生たちは軽やかに希望を語る。背後でのそんな会話を聞きながら私はカレーうどんに柚子胡椒を大量にぶっかける!!
だが、その希望に大学(私)からひとこと。
「うち、チケット配りません(真顔)・・・ごほっ!!!!」
そんな冷静な一文から、この話は始まる。
第二章:なぜ配らないの?そもそも万博って?
まず「大阪・関西万博2025」とは何なのか? 簡単に言えば、人類の未来を考える大イベント。ロボットもAIも、たぶんご当地キャラも踊っている。そして公式テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
すばらしい。涙が出そう。
しかしここで本題。なぜ本学はチケットを配らないのか?
その理由は、以下の通り
-
協賛していないから
─はい、まったくの一般参加者です。スポンサー枠とかゼロです。 -
主催からの寄付もない
─チケットの「ち」の字も届いておりません。 -
プロモーションの委託もない
─誰からも頼まれていません。目立たぬ存在、それが本学。
つまり、大学の財布と万博の財布は「別会計」なのです。たとえるなら、親戚でもないご近所さんの結婚式に、なぜか交通費を期待しているようなもの。無理があります。
第三章:学生たちよ、それでも行きたいのか?
もちろん、万博に行きたい気持ちは尊重します。 行って学ぶこと、感じること、出会う未来、それらはプライスレス(チケットはプライスフル)。
そこで本学はこう申し上げたい。
「行きたい人は、全力でどうぞ!ただし自腹で!」
本学からのサポートは精神的応援のみとなっております。
「よく行った!」と賞賛されることもなければ、 「行ったから単位がもらえる」なんて魔法もございません。
しかし、SNSに投稿した写真に『#叡愛大学代表』とつけるのは自由です(自己責任でお願いします)。
第四章:万博から依頼が来たらどうする?
本学の関係者各位、および万博の関係者のみなさまへ。
「大学として協力は惜しみません。見積付きでどうぞ!」
大学はボランティア精神も大事にしていますが、やはり見積は重要です。どんな内容でも「お気軽にご相談を」と謳いつつ、庶務課はちゃんと書類を待っています。FAXもまだ生きています。
第五章:チケット配布を巡る誤解と都市伝説
「いや、先輩が“裏ルートで手に入る”って言ってたんだけど」
こうした噂も春になるとよく咲きます。 が、裏ルート=先輩の気まぐれである可能性が高く、真に受けるのは危険。
大学の公式な案内はこのページのみ。 LINEで流れてきた謎のPDFに「公式」と書いてあっても、それはきっと公式ではありません。
第六章:万博で得られるもの、失うもの
【得られるもの】 ・世界各国の技術と文化 ・多言語でのコミュニケーションスキル ・列に並ぶ忍耐力・数十年に一度の経験
【失うもの】 ・交通費(往復) ・チケット代(前売りでお得に) ・体力(夏場は特に)
あなたの財布が「行ってよし」と言えば、迷わずGO。
だが「ちょっと待て」と言っているなら、オンライン配信を探すのもアリです。
第七章:最後に──大学からのお願い
我々は学生の好奇心を尊重し、自由な挑戦を応援したい。 でも、限られた財源の中でやりくりしている以上、「万博で燃え尽きるな、学費も払ってくれ」というのが正直な本音です。
大学のチケットは出ませんが、君の未来への切符は出します。
たとえば ・「現地で得た発見をレポートにまとめたい」 ・「万博の〇〇館について卒論に使いたい」
など、学びに還元するなら全力でサポートします!
エピローグ:カレーうどん、再び
「結局、うちは配らないのか…」
「まあ、俺は自腹で行くけどね。推し国出るし」
「てか、ゼミの先生が行きたがってたぞ。珍しく前のめりだった」
こうして、学生たちのカレーうどんと夢の旅路は続く。
次回はカレー皿うどんにしよう。
【まとめ】
万博チケットの配布予定:ありません
行きたい場合:自腹でOK、自己責任でOK
万博関係者へ:協力は可能。お見積を添えて
デマ情報にご注意を!
チケットよりも熱いハートを!
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