「おいおい。まだ生きてるじゃねぇか」
「おい。お前たち。逃げる気だな」
「違います。この子たちが逃げようとしているのです」
「嘘をつくな!」
そういって男は鉄棒を振り上げてこちらに向かってきた。まずいと思った私はアインを突き飛ばして前に出る。
「ぐっ!」
鉄棒で殴られた私はその場に倒れこむ。
「おい!お前!大丈夫か!」
駆け寄ってきた男の隙をついて私は立ち上がる。
「大丈夫です。それより、早く逃げてください」
「だが・・・」
「早く行ってください!!」
私の叫びを聞いて男は走り去っていった。
それを見て他の男たちが追いかけようとするが、私がそれを阻むように立ちふさがる。
「どけ!邪魔をするな!!」
「どきません。それに、あなたたちはここで終わりですよ」
「何だと?」
「アイン。頼む」
「分かったわ」
アインが姿を変えると、男たちの顔色が変わる。
「き、貴様ら。まさか!?」
「さようなら」
アインの放った炎の玉によって、男たちは全員丸焦げになって倒れた。
「さて、次は君たちの番だよ」
「
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